どぎゃんかい

健康や美容、東洋医学、気になる情報を発信

「ヘルプマーク」知ってますか?

ニュースを見て、すごく残念な思いをしたことを書きたいと思います。

 

みなさま

ヘルプマーク」って知っていますか?

他の人に説明できるレベルを「知っている」と定義したとき、何人の方が知っていると言えるでしょうか?

 

実際、今回紹介する「ヘルプマーク」は誰もが当事者になる可能性がある一般常識で知らないといけない事のように思い、微力ながら情報発信したいと思います。

 

私が思ったことを書いていくので当事者の方々からは違うと言われることがあるかもしれませんがまずは知っていただく機会と捉えていただければ幸いです。

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ヘルプマーク

 

目次

  

ヘルプマークって何?

 ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮が必要としている方々が、周囲の方には配慮を必要としていることを知らせることができるマークです(JIS規格)。

 ヘルプマークを身につけた方を見かけた場合は、電車・バス内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。

 

お問い合わせ:東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課社会参加推進担当

TEL:03−5320−4147

 

内閣府のホームページで

www8.cao.go.jp

として紹介されています。

 

配布

対象者に対し無料で配布されています。郵送不可。

都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅白金高輪駅新宿線新宿駅を除く)駅務室、定期券販売所、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里駅・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩都市モノレール多摩センター駅中央大学・明星大学駅高幡不動駅立川北駅玉川上水駅上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)

 

全国で2011年以降、見えない障害バッジが、見えない障害の啓発目的を含めて全国に広がりました。

全国でヘルプマークを導入していない県を書く方が少ないので紹介します。

 ヘルプマーク導入  → 43都道府県

 ヘルプマーク未導入 → 山梨県大分県熊本県、鹿児島県

  * 大分県熊本県、鹿児島県はヘルプカード導入

(ヘルプカード:カードに手助けして欲しい内容を記入し手助けが必要な時に提示するもの。)

www.skart-tokyo.com

一般社団法人ユニバーサルヘルプカード協会調べ

(無償ボランティアで一生懸命努力して活動されている団体です)

 

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カバンに付けたヘルプマーク

【重要】ヘルプマークを持つ意味(当事者目線)

 日常を忙しく仕事に追われ生活していた時、突然の交通事故や病気で障害を受けてしまう場合があります。

 この場合、今までの生活は全て崩れ、新たな一歩を踏み出すため挑戦の日々が始まるのですがどうしても自分の健康な時の姿を思い出し絶望する方もいます。

 それでも一歩社会に踏み出すと今まで出来たいろんなことができなくなっていることに気づきます。また、病気によっては突然の痛みやめまい、意識障害など多くの症状が想定されます。例えば、視覚障害者なら「白杖」、内部疾患患者なら「ストマ」、身体障害者「義足・義手」など一例ですがさまざまな道具や人に支えられないと生きていけない場面が増えていきます。

 ヘルプマークもその一つであると考えます。

 気分が悪くなりしゃべることもできない状態の方がヘルプマークをされていてそこに病気のことや対処法が書いてあればあるいは命を助ける手助けを迅速にできるということです。

 視覚障害者で弱視(ロービジョン)と言われる方々は見る力が弱く日常生活に支障が出ていますが「白杖」をついていない方もいます。それは社会からの見た目が恥ずかしいと感じているからです。

もしかしたらヘルプマークも最初は身につけるのに抵抗があるかもしれません。
でも、その抵抗を自分の力で打ち勝ち社会に出て行動しようとする意思表示と考えることもできます。

 

 ヘルプマークを見かけたら

まず、何もせず見守ってください。

 お困りでキョロキョロされていたり、苦しそうな表情をされていた場合はお声かけしてください。

 最初からお声掛けいただいても間違いではないのでそこは臨機応変でお願いします。

 視覚障害者や聴覚障害者の方の場合、周辺の情報がわかりずらいのでいきなり声をかけた時にびっくりされる場合がありますので、優しい口調で話しかけてください。

 当事者がお困りでない場合は「ありがとうございます。でも、今は結構です。」とお断りされることもあるかと思いますが、話かけていただいたことで心がほっこりされていることでしょう。

 あなたの一言でちゃんと社会に見捨てられていないと自覚する障害者の方も多くいらっしいますので断られたからといって声をかけるのをやめるのでなく、一声かけて幸せの連鎖を作ってください。

 

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希望の光

当事者の声

ヘルプカードを身につけている方からの声を集めてみました。

  • 「何あれ?頭がおかしい人が持つやつ?近寄っちゃダメよ。」とすれ違いざまに若いお母さんから言われました。
  • 「そんなの持って、同情されたいの」と言われた。
  • ヘルプマークを初めてつけた日、「これで不安が減るかな?」とドキドキしながら外出した。バスに乗ってても病院内でも、スーパーでも誰一人気にかけてくれなかった。コレをつけるとき、恥ずかしくて障害を見せびらかすようで嫌だけど、勇気出してつけてたのに...。
  • 私もヘルプパークをカバンにつけて3年になりますが、心ない言葉も含めまあ一度も声をかけられ他ことがありません。ヘルプマーク導入した県や自治体は増えましたが、誤解や偏見の裏にある情報不足の解消が、今後の制度深頭の課題。

と、当事者の方の声が聞かれました。

(ごく一部の意見です)

 

つけるのをためらう人も

  1. 利用時の周囲の反応が気になる(35%)
  2. 任意不足により役に立たない(33%)
  3. 利用する場所や機会がない(27%)
  4. 入手方法がわからない(25%)

 

まとめ

(2020年に開催予定だった)東京オリンピックパラリンピックに向けてJIS規格(日本工業規格)の「案内用図記号」として登録され、日本全体にヘルプマークは広がりつつあるかもしれません。しかし、知名度はまだまだで社会全体が理解を深める必要があると考えます。

 私自身も難病で治ることのない病にあります。徐々に体を蝕まれ現在の医療技術では薬・手術など方法はないと言われています。

 多くの人に知って欲しくてこの記事を書きました